保険代理店の規制強化

 金融庁は16日、保険会社に対し、代理店が第三者に保険販売を再委託することを禁止する監督指針の改正案を公表したとのことです。

 そもそも、保険業法は代理店が第三者に再委託し、保険販売することを禁じていますが、実際には「募集人」と呼ばれる再委託者が定期的に代理店に出向いて研修を受けることで、容認されてきました。

 保険代理店としては、社員と違って社会保険に加入させる必要がなく、固定費を抑えられるという理由から、代理店に直接雇用されない「委託型募集人」が活用されていたという経緯があります。

 

 大規模代理店として有名な「ほけんの窓口グループ」も、訪問営業を中心に約1600人の委託型募集人を抱えているそうです。

 これらの募集人をすべて社員として雇用すると大変なコストがかかってきますので、どのような形態をとっていくのかも注目されます。

 

 金融庁は、販売の際に商品説明が不十分だったり、高い報酬を得るために過剰な契約を勧める問題が指摘されていたことを理由としているようですが、乗り合い代理店が減少してしまうと、複数の会社の商品の中から最適な保険を選べるという機会が減少する恐れも出てきます。

 平成27年をめどに再委託の解消を目指すそうです。