学資保険「元本割れ」裁判

 住友生命保険の学資保険を巡って、保険料の払込総額(元本)より受取額が少なくなったとして、大阪市の契約者が差額分の返還を求める訴訟を起こしていた裁判は、大阪高裁で和解が成立していたことが、28日分かったそうです。

 会社側が返還に応じることとなったようです。

 今回の件で契約者側は「外交員の説明が不十分だった」と訴えていました。  問題となった「ちびっこライフ」は2004年まで販売された商品で、保険会社が契約者からの保険料を運用し、運用結果次第で契約者に払う額が変わる商品でした。

 契約前に保険外交員が提示した書類には、受け取り想定額「約430万円」「約302万円」と記載されていましたが、実際の受取額は払い込んだ額より計約42万円少なかったということです。

 提案書には「利率は経済情勢により今後変動することがある」などと書かれていましたが、外交員は受け取り想定額を強調する説明にとどまっていたということです。

 住友生命保険は「外交員が断定的に説明して誤解を与えた面もあり、裁判所の勧告に従って和解に応じた」としています。

 保険募集の募集に際しては、重要事項の説明とともに不利益事項の説明を十分に行なわなければ、今後もこのような裁判が起こることが考えられます。